西川塾の特徴

実力テストを2種類、基礎力をみるAテストと、発展内容のBテストを用意しています。
理解度を客観的に把握しながら授業を進めます。
Bテストは国立・私学受験を目指す生徒向きです。学校の教科課程より進度が速く内容も難しいです。中学受験志望の人は毎月チャレンジします。

当塾は文部省認定(財)日本漢字能力検定協会の実施会場に認定されています。 小学生、中学生の漢字能力の低下が学力の向上を妨げている大きな原因となっています。漢字能力の高い生徒で勉強に遅れを感じる生徒はいません。漢字の能力は学校の宿題を棒書きしているだけではなかなかつきません。合格証書を目指して気力を充実させての練習の方が身につきます。国語の授業でも練習します。 6月、10月、2月の年3回実施しています。小学生はまず7級から始めますが、実力によっては飛び級もあります。

定期テスト対策

中間・期末テスト前には特別対策授業を行います。学校での成績アップを実感することは生徒にとってなによりの励みになります。

自習室は常時開放

平日の16時から21時まで、自習室を開放しています。塾オリジナルプリントを沢山用意していますので、どんどん新しい課題にチャレンジできます。

行きたい学校へ。個別の受験対策

「あの学校でかなえたい夢がある」「もっと難しい勉強にチャレンジしたい」そんな生徒の思いを強力にバックアップします。丁寧な教育相談の上、各生徒の学習プランを作成。定期的に全国模試に挑戦し、志望校への距離や、全国順位を常に把握し、対策を練りながら受験に取組みます。

漢字検定・英語検定に楽しく挑戦

漢字検定に全員で参加しています。漢字能力の向上は確実に全ての学力向上に繋がります。英語検定は希望者参加です。西川塾は両検定の準会場に指定されているので、塾で簡単に受験することが出来ます。塾生以外でも受験できます。ご一報下さい。

塾舎案内

心地よい清潔な教室

暖かく清潔な雰囲気の教室なので勉強に集中できます。

個別ルーム

少人数で行う個別指導のための3教室を完備。

明るい自転車置き場

電車通りに面した西川塾。夜でもこうこうと明かりが灯る自転車置き場はとっても安心感があります。

らせん階段

塾に入るとまず目に飛び込んでくるのは鮮やかな黄色のらせん階段。夕方になると「こんにちは!」と元気よく生徒たちが講師に声をかけながら駆け上がっていきます。

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西川塾を始めて40年です。日々の学習指導の心得として、「西川塾7条の憲法」として、まとめたものです。以来、情報化社会の急激な発展。少子時代とはいえ激烈な受験競争。子供達を取り巻く教育環境も大きく変化してきました。その中で親も子も、そして私たちも苦闘の連続ですが、西川塾の基軸はやはり、この心構えに置こうと思います。

現代に生きる私達は、先人たちが困難に立ち向かいつつ、営々と築いてきたこの文明の恵みに、まず感謝し、そして、これを継承し発展させていかなければなりません。そのためには何よりも、「今」を学ぶことが大切です。
高度に発展した現代文明の中では、生半可な学びでは、その任に堪えられないかもしれません。しかし、難しく考えることはないと思うのです。私もまだ人生半ば。悟りも何もないのですが、「学ぶ心・学ぶ姿勢」こそ、すべてを切り拓く、キーワードではないかと思っています。難しい仕事をやりぬくのも、新しい発見も創造も、幸せな家庭も平和な社会も、皆この「学ぶ心・学ぶ姿勢」からもたらされるのだと信じます。 この心・この姿勢―言い換えれば「わかろうとする心」―を、持ちつづけることさえできれば、これから遭遇する、人生のいろいろな局面、あるいは諸問題を、確実にクリアーできるのではないでしょうか。塾の目標の第1はこの「わかろうとする心」の育成です。

生徒たちは不幸にも、短いがこれまでの経験で、「勉強ができれば偉くて、できなければ馬鹿だ」と間違った考えにとらわれているようです。確かに、私達を含め、生徒たちを取り巻く環境の中には、その考えを植えつける何かがあるのかもしれません。これは反省すべきことです。
わからなければ教えてあげればいいではありませんか。私達も実はわからないことばかりです。先輩や先生や上司に尋ね、本を読んだり、考えたりし、試行錯誤しながら、私達も生きているのです。そのことをそのまま、生徒たちに実感してもらうことが、実は本当に大切なことなのではないかと思います。
知ったかぶりの大人の前では、生徒は心を開きません。生徒にとって、今、少しできる、できないなんて、そうたいしたことじゃないんだと思います。
「わからない」ことを「できない」と実感させないこと、それが大切だと思います。
「わからない」と思う時は、実は、伸びる希望にあふれた、輝かしい瞬間にちがいないのです。要は、生徒は、わからないとき、わかろうとすること。教師はキチッと教えてあげること、そして練習を重ねてしっかりと身につける。これさえできれば、すべての生徒の可能性が輝き始めるはずです。ジワッと「学ぶ喜び」が出てきます。
「おっ、今の自分はいいぞ」、そう思える生徒を育てていきたいと思います。

学校での成績を上げ、受験に勝つ。もちろんこれは塾の基本線です。これなしに生徒との信頼関係は築けないでしょう。
しかし、ここで少し冷静になって、生徒たちを見てやりたいと思います。生徒たちは、確かに集団の中で生きていますが、「学ぶ」という意味では、非常に孤独な空間に生きています。劣等感に苛まれたり、自分の力を過信しすぎたり、実に複雑に生きています。生徒のこの複雑な孤独な思いに、心を砕ける塾でなければならないと思います。
成績、受験の結果、それはいわば影のようなものです。影に向かって叫んでも影は一向に動きません。生徒本人が「学ぶ意味」を知り、たくましく1歩を踏み出すこと、それを実現させてやること、ここに塾のすべてが凝縮されているように思います。これを塾の第1義として貫いて行きたい。
「成績があがった、志望校にも受かった」だけでなく、「塾で学ぶ基本を知った」と述懐してくれるような塾でありたいと思います。

第4条 学校差を喧伝し、いたずらに進学競争をあおらない

「一隅を照らす人、それが国の宝」と比叡山で生徒を教えた最澄の言葉は、現代でも輝きを失いません。一人ひとりがそれぞれの持ち場で、人を温め照らす、これが人類の真実であり、理想だと信じます。それぞれの持ち場で、本当に力を発揮できる人間を育てること、それが私たちの目標だと思います。
もちろん、生徒が、よい環境で学びたいと考え、またその親御さんが、よい環境で学ばせたいとお考えになるのは当然のことと思います。しかし生徒に希望を語る私達が、「学校」で生徒を見る、あるいはそれを助長する過ちに陥ってはなりません。なぜなら興味の方向の違い、理解の速い遅い、個性の問題等、いろいろな理由で違った学校に進みますが、生徒たちは皆、希望に燃え、やる気満々だからです。
塾の実績が有名校への進学者数だなどと、絶対に考えません。塾を業とする私たちは、個性に対して、全面バックアップでなければならないと思います。

第5条 心身の調和のとれた朗らかな生徒に育てよう

都市部で育つ生徒にとって不幸なことは、自然に囲まれた生活環境がもてないことです。複雑なストレスが、生徒たちの心身に大きな影響を与えています。
私たち人間は、当然ながら動物です。コンクリートに閉ざされた中では、本来の姿で生きていくことはできません。生徒たちの表情にこぼれるような笑顔を見出せないのは、きっとこのストレスが原因でしょう。
西川塾では少しでも教室に自然を取り入れるよう工夫しています。天然素材の床材、家具、植物などでここちよく学べる空間づくりに取り組んでいます。

第6条 教師は、生徒の心に向かって語りかけよう

生徒たちは成長過程です。ある意味で何事にも未完成ですが、ただ一つ教師を見る目はプロです。その力は大人以上です。態度が悪かったり、対応が不器用だったりしますが、生徒たちは、自分の本当の心に真摯に働きかけてくれる教師には、絶対に心を開いてくれます。
生徒たちが「はがええ」と感じたり、声を発したりするのは成長過程の必然です。それをしっかり抱きとって、もう一つ次の段階に生徒たちを押し上げてやりましょう。学力を「心」でつけていこう。

第7条 授業がうまくいかないのを、生徒のせいにしない、決して暴力的恐怖感で、生徒を従わせようとしないこと

予習、教材研究、教材準備を怠らず、授業に全力投球。情熱のこもった授業であれば、生徒は必ずついてきます。結果を求めるあまり、厳しさを勘違いして、暴力的な雰囲気で指導するなら、「学ぶ喜び・楽しさ」という一番大切なものを忘れさせてしまいます。
私達は生徒と共に学ぶ姿勢を持ちつづけましょう。一歩先に学んでいる先輩として、生徒に接して行きましょう。
井上靖氏もその著書の中で、「あらゆる人間関係の中で、教え教わるという人間関係が、一番重要なもののように思える」という意味のことを言っておられます。生徒たちの一番近くにいる私たちにとって本当に心すべきことだと思います。
教師は、生徒の心に生涯残っていくのだということを自覚し、優しさの中の厳しさを追求すべきだと思います。

あとがき

意味不明のところ、蛇足と思えるところ、多々ありますが、何とか7条できました。実のところ、本気で頑張っています。しかし、なかなか現実には、理想どおりには行ってくれません。頭を抱える日が多いというのが本当のところです。
中3の卒業作文の中に「私は勉強は大嫌いでした。これからも好きになるなんて、絶対ないだろうと思っていました。しかし、西川塾に入ってから、勉強することが、私の一番好きなことをするときと同じような気持ちでした」と、書いた生徒がいました。これを糧に塾業に邁進していきたいと思います。